設備にはおしゃれなエントランスや綺麗な中庭があることの多い高級老人ホーム。
そんな高級老人ホームで介護職として働くと、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
まず高級老人ホームでは、医師や看護師を24時間常駐させる傾向があり、国の規定では24時間体制で常駐させる必要はないのですが、それを行うことで他の老人ホームとの差別化を図っています。
この点を踏まえたメリットとして、入所者が亡くなった場合にすぐに死亡診断書を作成してもらえるということが挙げられます。
死亡診断書がスムーズに作成されないと、変死かどうかを確認するために警察からの調査を受けなればならないのです。
警察からの質問に答えるのは、必然的に普段から入所者に接していた介護職員の仕事になります。
人の死に対して警察からの調査を受けるのは、あまり気分がいいものではありません。
死亡診断書がすぐに作成されることで、警察に応対するという負担が減ります。
高級老人ホームのデメリットとしては、毎週のようにイベントがあることが挙げられます。
映画上映会やダンスショーから大きな車で来所する移動美容室までさまざまです。
高級老人ホームはビジネスになると捉える事業者が多く、どうしてもイベントの回数が増える傾向があります。
介護職員は事業者と打ち合わせをし、イベントに立ち会わなければなりません。
入所者にとっては楽しみが増えることかもしれませんが、そこで仕事をしている介護職員としては負担増なのです。